2014年ラストディギング
2014-12-29

2014年ラストはタッチ&ゴー
ハケ探しの旅です
HBC会長さんが多忙につき欠席で、
代わりになんとうちの嫁さんが参戦です
結果、結構頑張ったのですが新しいハケは見つかりませんでした
でも最後の最後の悪あがきです
日も落ちかけ、諦めムードでお風呂に向かう途中に既存のハケを通りました
そこでせっかくだからとちょっと掘ってみたところ、
思ったよりもいい感じのガラスびんが出るではありませんか
実はここ、時代が若そうなのと、
そんなに埋まっている感じもしないので手を付けていなかったのです
確かに量はないものの、古いものがそこそこ出てきておもしろいハケでした
しかし30分もしないうちにあたりは真っ暗
年内のラストディギングはあえなく終了となりました
さて、僕の戦利品で見どころのあるのはこの「整腸丸」くらいです
これは初見か~!? と喜んでいたら、会長さんがだいぶ前に掘っているとのこと
ほんとだ・・・
「A級凍土のハケ」
みんなで、今回欠席の会長さんをギャフンと言わそうぜと目論んでいたのですが、
さすがですね、なかなかそうはいかないようです
というわけでちょっと駆け足になりましたが、
年内はこれでブログの更新もおしまいです
皆様よいお年をお迎えください
ターブ水
2014-12-15

先日見つけたハケに再度チャレンジしてきました
先週の感触からすると期待大だったのですが・・・
イマイチでした~

でも終了ギリギリにちょっといいエンボス入りびんを発見
玉置製薬の皮膚病薬 「外用 ターブ水」です
高さ65mm
シーズン開幕
2014-12-11

久しぶりのボトルディギングです
シーズン開幕!
とはいうものの、前シーズンにめぼしいハケは掘り尽してしまいました
まずは長いハケ探しの旅からスタートかと思いきや・・・
初っ端から大当たりでした
以前消滅したハケの様子を見に行き、まだ瓶が転がってるねーなんて地面を見ながらウロウロしていたところ、
「フキノトウか~い?」
と、地元のおじさんが近づいてきました
いやー、実はこれこれこうで、古いびんを探しているんですと説明すれば、
おじさんは目の前の斜面を指差しながらこう言い放ちます
「あー、そういうやつならここに唸るほど埋まってるよ~! ダハハ!」
う、唸るほど!? 一堂ビックリ仰天、嬉しい悲鳴が喉まで出かかります・・・が、
いやちょっとまて、この人の言うことは本当なのだろうか・・・?
「いやー、昔からここにゴミを捨ててよー、見苦しいから土かけて埋めたんだよ、俺が! ダハハ!」
とにかく言うとおりに目の前の斜面を突いてみると、ガラスや陶磁器が出るわ出るわ・・・
本当にハケでした。しかもかなり大規模なハケのようです
なんといいますか、ラッキーすぎます。こんなにあっさりとハケが見つかるとは!
「あとはこっちにも埋めたよー」
と、背後の地面を指差すおじさん
ぬおぉ~~! こんな所、教えてもらわなければ絶対にわかりませんよぉ~!?
すごい情報です
こ、こ、ここを掘りたいんですが、どなたに言えばいいのでしょう~!?
「あー、いいよー、終わったら埋めといてねー。ダハハ」
「ハハ~~ッ!!」
実はおじさん、土地の名士でディギングの許可もあっさり頂くことができました
素敵すぎます
かくして、今シーズン一発目のボトルディギングがスタート
今回、背後の地面はスコップが無いと無理なので、斜面のほうから攻めました
3時間くらい掘り、ゴミ袋7~8袋分のガラが出ましたが、まだまだ全体の半分も掘っていない状態です

言われなければハケだとわかりません

ウイスキー型のニッキ水がよく出ました。エンボス入りのプレミアムウイスキーが欲しいぞ~

大量のサッカリン容器。これが出るということは、そこそこ時代があるはず!?

今回のベストはこの金平糖。『おかしな駄菓子屋さん』
今後しばらくここに通うことになりそうですが・・・果たしてどうなるか!?
乞うご期待
謎の漂着物「TJIPETIR」
2014-12-03

Tjipetir mystery: Why are rubber-like blocks washing up on beaches?
http://www.bbc.com/news/magazine-30043875
ここのところ、ビーチコーミングはとんとご無沙汰なのですが、BBCで漂着物に関するおもしろい記事を見つけたので紹介しようと思います
内容はだいたいこんな感じです
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Tjipetirの謎 - ゴムのようなブロックが漂着するのはなぜか
2012年夏、ライターでありビーチコーマーのTracey Williamsさんは、イングランド・ニューキーの自宅からほど近い海岸を犬と散歩中、ゴムのような材質でできた板状の物体が打ち上げられているのを発見する
この、大きなまな板のような物体には、謎の単語「TJIPETIR」という文字が彫られていた
別の海岸でも全く同じ物体が漂着しているのを発見し興味をそそられた彼女は、この物体の正体を突き止めるための調査を開始した
すると、イングランド周辺だけではなく、フランス、オランダ、ドイツ、デンマークなど、北ヨーロッパ周辺各国の海岸で、この「TJIPETIR」の文字が彫られた謎の物体の漂着が報告されていることがわかる
漂着はかなりの数にのぼり、「TJIPETIR」という単語については答えが見つかった。「TJIPETIR」とは、20世紀初頭のインドネシアにあったゴムプランテーション(ゴムの大規模農園)の名前だったのだ。そしてこの物体の正体は、ほぼ間違いなく、ガタパーチャ(Gutta Percha)であろうということも判明するに至った
ガタパーチャは天然ゴムの一種で、水中で変質しないため、19世紀から20世紀半ばまで海底ケーブルの絶縁体などに多く利用されていた素材である
物体の正体はわかったが、まだ謎は残されている
100年も前に作られたガタパーチャの板が、ここ数年の間に大量に漂着するのはなぜか
つまり、これらは一体どこから来たのか? ということだ
板状のガタパーチャに加え、別の形状をしたゴム製品も多く漂着していることから、これら一連の漂着物は船の積み荷ではないかと考えられ、1912年に沈没したタイタニック号の積荷ではないかとの推測が広まる。タイタニック号の積荷リストには、これらガタパーチャ製品の記載があることで、この説は有力なものとなった。そしてこのタイタニック号の積み荷説は、フランスの新聞にも掲載されることになる
しかし2013年の夏、Williamsさんはこれがタイタニック号の積荷ではないという確信を得る
匿名の人物から謎を解く手がかりを得たのだ
話によれば、近年、第一次大戦中にイギリス沖で沈没した日本の定期船「宮崎丸」のサルベージを行った会社があり、そのサルベージ作業中に船倉から大量のガタパーチャ製品が海中に放り出されたというのだ
(※註:サルベージとは、ここでは沈没船のお宝を探す行為のこと。海外では、この手の宝探しを事業として行う企業がある)
別の人物からも同じ内容の情報提供があり、この話の信憑性は高いと思われる
第一次大戦中、イギリス沖で日本の定期船、宮崎丸が沈没。そして近年行われた宮崎丸のサルベージにより「TJIPETIR」が海中に流出し、北ヨーロッパ各国の海岸に漂着が続いているというのがこの謎の答えなのだ
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だいたいこのような感じです
どうですか?
おもしろいですよね
これ、僕も一枚欲しくなりました
日本にもいつか漂着するとおもしろいですね
<参考>
宮崎丸は1909年に神戸港で作られ、日本郵船の欧州航路に就航していた定期船。第一次大戦中の1917年5月31日、ドイツのUボート・U-88に攻撃され、イギリス・シリー諸島の西150マイルの地点で沈没
Tracey Williamsさんが調査と情報収集のために開設したFacebookページ: Tjipetir Mystery
「TJIPETIR」の出所の謎は解決したと書いてあります
漂着物を専門とする海洋学者、Curtis Ebbesmeyer氏によれば、「TJIPETIR」の漂着はこの先何世紀にもわたって続くだろうとのこと
宮崎丸のサルベージが行われる以前に「TJIPETIR」を発見したという報告もあるそうです。古いものだと、30年以上前、釣り船で魚をさばくために、「TJIPETIR」をまな板替わりに使用したという話もあるそうです