ポンハケ出土品いろいろ
2012-10-30

先日行ってきたポンハケからの出土品いろいろ
家庭目薬
形状はスタンダードな目薬瓶タイプ
裏側には「中西薬局」と書いてあります

小瓶各種
こういう台形の瓶、好きなんですよねー
高さ約60mm
右端は掃除していないのではなく、銀化です


アンブレラ型のインク瓶
海外の古いインク瓶によく見られる形なので、
ハイカラなお大尽が使っていた舶来品かもしれません
地味に今回これがナンバーワンかな!?

豆ランプの火屋3タイプ
火屋の無いランプがあるのでのせてみようかと思ってます
乗るかな?


丸っこい小瓶&ビー玉
このふたつもかなり気に入ってます
ビー玉は作りが荒くてデコボコ~
どこかの惑星みたいです

9時ですよ
2012-10-25

のっぺらぼうだと思っていたけれど、
持ち帰って洗ってみたらエンボスが入っていたということがたまにあります
現場では泥まみれでよくわからないからです
これは醤油差しの蓋か、何かのパーツだと思っていたもの
とりあえず持ち帰って洗ってみたところ・・・
あれれ?
なんじゃこりゃあ!?


なんということでしょう
時計の文字盤らしきエンボスが出てきたではありませんか・・・!!

出っ張った部分は竜頭です
九時ちょうどを指した針もあります
そう、これは腕時計だったのです
うひゃ~、珍品発見!?

で、これは何?
子供用のおもちゃかな?
おもしろいなあ

直径(竜頭部分を除く):約38mm
ポンハケの奇跡
2012-10-24

瓶掘りに行って参りました
ここは曠然たる芥の野、名をポンハケと云い、
ヒロポンの瓶が出たハケだからポンハケ
ポンポン出るハケだからポンハケ
由緒由来は古来より諸説紛々・・・
しかしどうやら後者の説は当たっておりませんようで、
ポンポンとは出てこないのであります


一度重機で引っかき回したという地主さんのお話を裏付けるが如く、
プラスチックのヤクルトと戦前の兵隊盃が隣り合って出てくるハイパーカオス

どの辺りに古い物があるのか皆目見当がつきません

さらにはその昔倒壊した蔵のものと思われる瓦が大量に埋まっており
少し掘り進むのにも多大な労力を要する超難所
時空が歪み、掘り進めるスコップさえも拒む魔界・・・
それがポンハケ、恐ろしい場所でありました

さて、そんな大変な場所ですが、
やっとこさ発掘したお宝がこちらのキャンディーポット
う、美しい~~!


最初に本体部分を発見した時には、
これは古い物なのかなー? くらいで特に気にもとめませんでした
その後だいぶ経ち、少し離れた場所から蓋が出土
「これはもしや金平糖かぁ~~!?」
なんて張り切って掘り出したもんだから、
ただの蓋とわかってちょっとがっかりだったのですが・・・
HBCの隊長さんが
「さっきのと合うんじゃねーのー!?」
と、蓋を合わせてみたらサイズも模様もぴったり!
まさにこれが先程の器の蓋だったのです

いや、驚きました
きれいなキャンディーポットが完成です


これぞ奇跡
何十年ぶりに上下揃ったのでしょうか
こんなところで、よくもまあ無事だったものです
大事にしなきゃですね~、これは
